PrAha Inc.

PrAha Inc. のブログ、あるいは社員の観察日記

子供を抱えながらコードを書く男 〜Youは何しにプラハへ?〜

初めまして、株式会社プラハ代表取締役兼エンジニアの松原(dowanna)です。商標の限界に挑む「Youは何しにプラハへ?」シリーズでは、なぜ株式会社プラハに入社したのか、テレビ東京に怒られるまで社員一人一人に聞いて回ります。

 

今回の記事では、最近子供が生まれたばかりの新婚CDO「ぜっきー」(オオゼキ)に、会社と子供を一緒に育てる難しさを聞いてみようと思います。

 

本人が都合よくオフィスのウッドデッキに座り込んでいたので、声をかけてみます。彼は100円程度のパチモンTシャツ3枚くらいしか衣服を所持していないのですが、今日は珍しく純正品のLEGOシャツを着ていました。

 

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松原「ハッピーターンを剥くのに集中しているところ恐縮ですが、弊社での普段の1日の様子を伺ってもよろしいでしょうか?」

 

ぜっきー「いいですよ」

 

プラハでの1日

 

09:00 朝子供の鳴き声で起床、そのままでデスクに向かって作業
11:30 子供が起床し泣くので、あやす
12:00 子供のミルクを書いに近くのドラッグストアへ寄るため、近くでランチ
13:30 作業
18:00 子供を風呂に入れるため、仕事終了

 

 

ぜっきー「今日は木曜なので出社してますが(株式会社プラハでは毎週木曜のみ顔を合わせてワイワイ働いている)、普段はこんな感じでリモートワーク しています。かなり変則的で、夜中3時くらいに叩き起こされたら、そのまま仕事に入る事もあります。」

 

松原「在宅勤務でなければ、子育てしながら働くのは大変そうですね」

 

ぜっきー「ちょっと離れると泣き始めてしまうので、こんな感じで胸元に抱えながらコーディングする時もあります」

 

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松原「これは大手企業ではできない働き方ですね。こんな人が隣の席にいたら二度見しちゃう」

 

ぜっきー「静かな時は天使みたいに可愛いので、胸元に置いておけるんですけどね。あと5時から6時頃には妻と交代しながら子供をお風呂に入れてます。すごく暴れるので、一人だと自分を洗う時間さえ取れないんです」

 

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松原「これは可愛い・・・袖をちょっとだけ掴んでる左手が小悪魔的に可愛い。これは将来間違いなく美人になる」

 

ぜっきー「男ですけどね」

 

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松原「もうGoogleに内定していらっしゃるんですね」

 

ぜっきー「オムツが取れたら入社予定(※嘘です)」

 

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松原「さっき『静かな時は天使』と仰っていましたが、泣いている時も多いんでしょうね。そういう時に仕事を両立するのは大変そうですね」

 

ぜっきー「寝てる時は天使、泣き止まない時は悪魔に見えます。3時間おきに泣くし、ミルクをあげても、飲んだ後に吐いてしまうし。しかも自分で寝方が分からないらしく、寝付けるために抱きかかえて揺さぶる必要があったり・・・」

 

松原「それは大変そう」

 

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ふむふむ

 

ぜっきー「でも唯一、子守唄というか、なぜか聞かせると泣き止む曲があるんですよ」

 

松原「シューベルトとか?」

 

ぜっきー「反町隆史のPOISONです」

 

松原「まぁ確かに赤ん坊は言いたい事を言えてないですからね・・・反町さんが気持ちを代弁してくれているというか。そんなPOISONなご子息に、将来こうなってほしい、みたいな思いはありますか?」

 

ぜっきー「そういうのは特に無いですが、つまらない人生は過ごさないで欲しいな、とは思います。何もやりたい事が無い大人にだけは、なって欲しく無いと思いますね」

 

松原「0歳でPOISONの価値が分かる赤ちゃんなら大丈夫そうですね」

 

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松原「では次の質問ですが・・・」

 

ぜっきー「ちょっとすみません、どうしても気になるので聞いてもいいですか?」

 

松原「なんでしょう?」

 

 

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ぜっきー「頭が高くないですか?」

 

松原「え!すごく謙虚に聞いてるつもりだったんだけど・・・」

 

ぜっきー「いや、態度というより物理的に」

 

松原「最近、散歩してたら近所の小学生の知り合いに水ぶっかけられて。子供にもナメられるようになってきたから、社長らしく上から目線の練習しようと思って・・・」

 

ぜっきー「それは、また今度練習しましょう」

 

松原「そうだね」

 

 

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Youは何しにプラハに?

 

松原「それでは、えー・・・入社といってもぜっきーは創業時から一緒だから、質問を変えて、なぜプラハを創業しようと思ったのでしょうか?何かキッカケがあったのでしょうか?」

 

ぜっきー「特にありません。ただ自分の若さから生じる余裕に気づいて、内心焦りを感じていました」

 

松原「若さから生じる余裕、ですか?」

 

ぜっきー「まだ27だし、今は下積みをしよう。まだ若いし、今すぐ起業しなくてもいい。こんな風に考えているうちに、あっという間に歳をとって、守るものが増える30代を迎えて、自分は一生起業しないまま過ごすんじゃないかと心配していたんです。

 

その時にタイミングよくイケメンで高身長で高年収でカリスマ性に溢れて弩級の器を持ったウルトラ社長からの誘いがあったので、一緒にやるか!って決めた感じです。あれ、なんか勝手に付け足してます?

 

松原「気のせいだと思います」

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松原「どうしてそんなに起業したかったのですか?」 

 

ぜっきー「僕の実家は両親共に起業家なんです。父親は受託開発の会社、母はパソコンスクールを経営しています。休日に父のオフィスに遊びに行ったり、出社時間を自由に決めている両親を見ていて、自由な働き方がしたいなと漠然と小さい頃から思ってました」

 

松原「僕も両親が起業家なので、なんとなくわかります。働いているのか遊んでいるのか分からないぐらい仕事を楽しんでる姿が、いつも羨ましかったです」

 

ぜっきー「オフィスのレイアウトを皆でわいわい考えたり、どんな事も自分たちで考えて自由に決められる生き方が好きだったんだと思います」

 

松原「自由に働きたい気持ちは、プラハで満たされていますか?」

 

ぜっきー「そうですね。色々と自由に決められるのは楽しいです」

 

 

今はどんな仕事をしていますか

 

ぜっきー「もともと僕はWEBメディアのインフラ系をやっていました。今はフロントエンドも含めてフルスタックに動いています。開発以外ではTwitterでDM送って採用してみたり、広報の事も考えたり・・・気になった事はなんでもやっていますね。」

 

松原「エンジニアリングに限らず、気になった事はなんでも試せるのは小規模な会社ならでは、ですね。僕も社員の話を聞くのが大好きなので、こうやってブログ書いてるし」

 

 

今後やりたいこと

松原「じゃあ、まず直近でやりたいことを教えてください」

 

ぜっきー「自社サービスで売上を立ててみたいですね。元々それがやりたくて前職(リクルート)を選んだので・・・やっぱり数字が伸びるのは見ていて楽しいし、ユーザからのフィードバックを受けられると尚嬉しい。だからプラハの自社サービスのローンチが楽しみです」

 

松原「モノづくりが好きな人らしい楽しみ方ですね。それでは3年後にはどんなことをしてみたいですか?」

 

ぜっきー「3年後には札束を団扇代わりに使える身分になりたいですね」

 

松原「急にゲスい話になりましたね」

 

ぜっきー「それは冗談ですが、半年後の自分すら予測できないのが人生なので、数年後の願望は、あってないようなものです。ただ、いつか海外には行きたいですね。井の中の蛙では終わりたくないし、海外には日本以上に面白いものが沢山あるはずなので、それを知らないまま終わるのは勿体無い。

 

でも同じくらい今は息子の成長を見届けたいので、独り立ちしてからかなぁ、なんて想像してます」

 

松原「最後は札束じゃなくて息子の成長で締め括れて安心しました。ありがとうございました」

 

ぜっきー「ありがとうございました」

 

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株式会社プラハは「モノづくりが好きな人が、純粋にモノづくりを楽しめる環境を作る」ことを目的に設立しました。創業時からフルリモートで勤務可能のため、子育ても両立可能。 子供がいてもモノづくりに集中できるよう、制度を工夫しています。

モノづくり以外の不純物を排除するため、人事制度も工夫しています。「社長の給料が一番低い」「社員の給料は一律同じ」「エンジニアは採用面接の時に社員全員とペアプロする」などなど。

現在はスタートアップに特化した受託開発や、エンジニアの信頼を可視化する自社サービスを開発中です。ひょんな事から、来月は宮古島でリゾートワークも行う予定です。興味のある人は、ぜひオフィスに遊びにきてね!

 

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※補足

その時にタイミングよくイケメンで高身長で高年収でカリスマ性に溢れて弩級の器を持ったウルトラ社長からの誘いがあったので、一緒にやるか!って決めた感じです。

 

社長は顎が長い割に身長は普通、無収入で、1000円以上の出費が発生すると機嫌が悪くなるドケチです。上記の社長像を期待して来訪されると著しいギャップに衝撃を受けます。ご注意ください。