PrAha Inc.

PrAha Inc. のブログ、あるいは社員の観察日記

トランペットのバイブスで世界を揺らす男 〜Youは何しにプラハへ?〜

初めまして、株式会社プラハ代表取締役兼エンジニアの松原(dowanna)です。商標の限界に挑む「Youは何しにプラハへ?」シリーズでは、なぜ株式会社プラハに入社したのか、テレビ東京に怒られるまで社員一人一人に聞いて回ります。

 

今回の記事では、インストゥルメンタルバンド「空間工房」のトランペット奏者でありながら現役エンジニアの弊社CPO篠原こと「しのっち」にインタビューしたいと思います。

 

1週間ほど宮古島に滞在して働いていた時期だったので、今回のインタビューは宮古島からお届けします。

 

praha-inc.hatenablog.com

 

 

松原「じゃあ早速だけど、しのっちはどうしてプラハを共同創業したの?」

 

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SHINOCCHI「バイブスが・・・足りなかったからです」

 

松原「えっ」

 

SHINOCCHI「前職には・・・いや強いて言うなら世界には・・・クレッシェンドが足りない。厳密にはシンコペーションが足りないと言うか、ドミナントコードがずっと続いているような味気ないモノトーン・・・とでも言いましょうか・・・」

 

松原「はぁ・・・」

 

SHINOCCHI「逆に聞きましょう。プロデューサー、あなたはそんな世界で満足ですか?」

 

松原「え?あ、いや・・・いいと・・・思わないです」

 

SHINOCCHI「That's right. それでいい・・・いや。それがいい・・・」

 

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SHINOCCHIとは話が通じないので、ミュージシャン成分を普段の1/10に抑えてもらった「しのっち」に再登場してもらいました。

 

松原「しのっちは、どうしてプラハを共同創業したの?」

 

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しのっち「僕は個人開発で生計を立てていくのが夢だったんですよね。だから大学時代からプログラミングのアルバイトをしていて・・・」

 

松原(あ、ちゃんと話ができそうだ)

 

しのっち「でも大学を出てすぐ自分が個人開発を成功させる可能性は低いだろうと思いました。技術的にも、完全に我流で書き続けて学ぶのも非効率だし。そこで、色んな人に使われるサービスを多数生み出している企業で、技術や企画のプロに囲まれる環境に身を置けば、その勉強ができるかなと」

 

松原「ふむふむ」

 

しのっち「とはいえ大企業で働いていると、どうしても自分の意見が採用される範囲には限界があって、気づけばただ言われたものを作っているだけの自分がいました。もっと自分の考えを試したみたい、挑戦したいと思っていた折に、ハンサムで手足がモデルのように長くて知性と品格に満ちたパーフェクト社長から誘いがあったので創業しました・・・あれ、何か勝手に付け足してます?

 

松原「気のせいだと思います」

 

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こんな景色の中でインタビューしてた

 

松原「プラハではどんな1日を過ごしているんですか?」

 

しのっち「だいたいこんな感じです」

 

1日のスケジュール

8:00 起床。朝のルーチン(※)をやる。
9:30 朝のルーチン終了。シャワー、朝食(松屋すき家すき家の混ぜのっけご飯ミニ朝食がおすすめ)
10:00 リモートワーク開始(リモートワーク用のチャットツールを起動)
13:00 昼食(外食)※外食先でそのままリモートワークすることもある
14:00 気分を変えてカフェでリモートワーク開始
18:00 プラハの横山とリモートランニング(※)の約束があるので帰宅してランニング開始
18:30 リモートランニング終了・シャワー
19:00 リモートワーク開始
程よい時間またはタスクが完了した時点で業務を終了し、個人開発をやったり、録画したアニメを観たり。

※朝のルーチン
・トランペットの基礎練
ニンテンドーSwitchのリングフィットアドベンチャーでダイエット活動
プランク運動
・読みたい本を読む
・TODOの確認

※リモートランニング ... 別々の場所で一緒にランニングを開始すること

 

 

松原「自分の考えを試したい、という欲求はプラハで満たされていますか?」

 

しのっち「そうですね。「ボタンの位置はこっち?」みたいな話だけではなく、『こんなものがあったらいいよね』『こうしたら誰かが喜びそうだよね』とか、何を作るべきかまで一緒に考えて会話できるのは楽しいです。

 

最近だとサービス開発に止まらず、社内にリモートワーク用のチャットツールをいれてみたり、discordで会話する業務フローをいれてみたり、みんなが働きやすい環境づくりにも自発的に挑戦しています。チームを作るのも「ものづくり」の一つですからね。サービス開発の延長線上みたいな感じで楽しんでいます。」

 

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立ち話もアレなので、宮古島のビーチを探して、そこでインタビューを続行することに。

 

松原「じゃあ、続いての質問・・・」

 

しのっち「あの、その前にどうしても気になるので聞いてもいいですか?」

 

松原「ん?」

 

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しのっち「 くだけ過ぎじゃないですか?」

 

松原「地に足つけた経営が良いってよく聞くから、地に背中つければもっと良いでしょと思って・・・」

 

しのっち「全然わかりませんが、まぁいいです」

 

松原「こういうモノを作りたい!みたいな思いはあるんですか?」

 

しのっち「基本的には人のためになるモノを作りたいですね。お金の匂いがするプロダクトは苦手です。」

 

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松原「お金の匂いですか?」

 

しのっち「ビジネスをする上でマネタイズをすることは、会社やサービスを運営し続けるためにとても重要だと理解しているのですが、もっと儲けようとか、人の欲を刺激してお金を払わせようとするサービスが苦手です。儲けるためのサービスではなく、人を幸せにするためのサービスを作っていきたいですね。個人的な哲学ですが、人を幸せにした結果、対価としてお金が巡ってくるものだと考えています。例えば、Wantedlyのような働く人の想いをベースにしたサービスは理想的だと思います。

 

受託開発をするときも、金は弾むからとっとと言われた通りに作れ、みたいな仕事は苦手で、こういう人が困っているのでこういうものを作りたいから一緒にやろう!みたいな仕事が好きです。プラハは単価ではなく「面白そうか」「人の役に立つか」「一緒にモノづくりを楽しめそうか」という観点で案件を選んでいるので、やりやすいですね」

 

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松原(あ、しのっちも砕けた)

 

しのっち「会社も同じで、お金が欲しいとか、お金を稼ぎたいとか、そういう匂いのする会社は好きじゃなくて。それよりは純粋にものづくりが好きな人とか、個人開発が大好きな人が集まる会社にしたいですね」

 

 

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松原「3年後はどんな人になっていたいですか?」

 

しのっち「あ、このサービス作ってるんですね!知ってます!って言われたいですね。

 

僕は小さい頃すごく太ってて、そのせいかあまり周囲と馴染めなかったのが今でもコンプレックスで。自社サービスも受託でも構わないのですが、自分が関わったものを大きくして、見返したい!みたいな気持ちが、心の奥底にあるんだと思います」

 

松原「そんな不屈の闘志が潜んでいたんですね・・・」

 

SHIのっち「やっぱ舐められっぱなしじゃダメというか」

 

SHINOっち「それに対してNo Doubtじゃ居られないというか」

 

松原「おや?」

 

SHINOCCHI「やられたらやり返す・・・Double tapでFeelingをGroovingで

 

SHINOCCHIが顔を出してきたので、ここでインタビューを打ち切りました。

 

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株式会社プラハは「モノづくりが好きな人が、純粋にモノづくりを楽しめる環境を作る」ことを目的に設立しました。個人開発も活発で、ゴールデンウィークなどの長期休暇には社員がそれぞれ一人で一つずつ個人サービスを作って、アクセス数を競争します。

モノづくり以外の不純物を排除するため、人事制度も工夫しています。「社長の給料が一番低い」「社員の給料は一律同じ」「エンジニアは採用面接の時に社員全員とペアプロする」などなど。

現在はスタートアップに特化した受託開発や、エンジニアの信頼を可視化する自社サービスを開発中です。個人開発が大好きな人、宮古島で働きたい人、トランペットを吹きたい人、などなど。興味のある人は、ぜひオフィスに遊びにきてね!

 

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